鶴屋吉信・8月後半の限定生菓子、秋うるわし。
月に映えるすすきを絵にしたものと思われます。焼いた生地で白餡、こし餡の2段になった餡を包み込んでいるお菓子です。その切り口が青みがかった生地、白い餡、黒いこし餡の三段重ねに見えて珍しく思いました。
立秋を過ぎて、秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる。という百人一首の歌にも及ばないくらい、ひらすら暑さのみを感じますが、着々と秋も迫ってきているのだろうと思います。断面は面白く、2種類の餡の味わいも異なりますが、あまり美味しいとは思いませんでした。