鈴懸 季節の生菓子 初萩（はつはぎ） 鈴懸 8月21日から9月6日までの期間限定販売生菓子、初萩。 秋の七草に数えられる萩は、秋を代表する花で、小さくて可憐な花をつけます。その様子を、山芋入りのねっとりとしたきんとん生地で、小豆餡を包み込んでいます…

菓匠花見 夏季限定販売生菓子 スイカ。 こなし製の緑色の生地で赤く着色した餡を包み込んだ和菓子です。 言うまでもなく、すいかを具現化した和菓子です。 すいかの種までも表現されていて、細かいところまで描写されています。 夏の時期、よく人の家を訪ね…

虎屋 季節の生菓子 下染(したぞめ) 虎屋 8月16日から31日までが原則も、栗の生菓子が販売開始されるまでの期間は販売される生菓子、下染。 1829年、江戸時代文政年間から続く意匠の和菓子です。下染とは染色用語だそうですが、本格的に紅葉する前の葉の様子…

仙太郎 季節の和菓子 笹まんぢう麩餅（ささまんじゅうふもち） 仙太郎 8月18日頃から8月下旬までの期間限定販売生菓子、笹まんぢう麩餅。 笹の粉末を生麩に混ぜて生地を作り、小豆のこし餡を包み込んで、笹の葉で巻いて蒸しあげて作られています。 麩の食感…

鶴屋吉信 季節の生菓子 菊の雅(きくのが) 鶴屋吉信 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、菊の雅。 中に白餡が入って、こなし製生地で作られている、定番型生菓子です。雅な菊の意匠に仕上げられています。秋を象徴する菊の花を表現するお菓子は、華や…

虎屋 季節の生菓子 ささ栗(ささぐり) 虎屋 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、ささ栗。 1710年、江戸時代宝永年間から続く意匠の和菓子。ささ栗という名前は、実の小さい栗のことを言うそうです。和菓子自体は、黒い煉り切りで栗の形を作り、中に白…

鈴懸 季節の生菓子 杏（あん） 鈴懸 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、杏。 あんずから作った餡とこし餡を2層にして、それを本葛でくるんだ和菓子です。 あんず色の少し甘酸っぱい餡が葛の食感と相まって、爽やかな風を運んできてくれるような、清…

菓匠花見 季節の和菓子 線香花火（せんこうはなび） 菓匠花見 夏季限定販売の生菓子、線香花火。 煉り切りでこし餡を包んで仕上げられています。全体に柔らかくねっとり、しっとりとした食感も美味しさのひとつだと思います。 コロナが落ち着き、夜には家族…

仙太郎 季節の和菓子 みくまり ぶだう（みくまり ぶどう） 仙太郎 8月下旬までの限定販売生菓子、みくまり ぶだう。 仙太郎の夏の定番ゼリー菓子、河内熟子が早々に材料が尽きるくらい売れたそうで、急遽この みくまり ぶだう が発売されたと販売の方に聞き…

鶴屋吉信 季節の生菓子 秋想ふ(あきおもふ) 鶴屋吉信 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、秋想ふ。 定番型の和菓子で、外郎製の生地でこし餡をくるんでいます。暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。夕焼け空を赤とんぼが楽…

虎屋 季節の生菓子 水仙紅葉重(すいせんもみじがさね) 虎屋 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、水仙紅葉重。 水仙とは葛製を表す言葉です。この時期、暑さ対策のためもあってか、毎回のように、葛製の和菓子が含まれています。この紅葉重は、1861年…

鶴屋吉信 季節の生菓子 酔芙蓉(すいふよう) 鶴屋吉信 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、酔芙蓉。 焼皮製の生地で粒餡を包んだ和菓子です。酔芙蓉の花は朝は白い花が午後になると徐々に赤くなって夕方には濃い赤になる色の変化が味わいのお花だそう…

虎屋 季節の生菓子 黒梨(くろなし) 虎屋 8月16日から31日までの期間限定販売生菓子、黒梨。 7月後半の限定生菓子に青梨という菓銘の和菓子がありましたが、それの黒梨版といってもいいくらいです。どちらも葛粉の入った水羊羹生地、羊羹製の軸にけしの実をま…

小布施堂 季節の和菓子 芙蓉(ふよう) 小布施堂 8月9日から22日までの期間限定販売生菓子、芙蓉。 残暑も厳しい、8月から9月にかけて咲く芙蓉。そのやさしいピンクの花は日本人に愛されてきました。中に栗あん生地をピンクに着色した餡で仕上げてあります。 …

虎屋 季節の生菓子 花桔梗(はなききょう) 虎屋 8月15日から31日までの期間限定販売生菓子、花桔梗。 夏から秋にかけて花を咲かせる桔梗。秋の七草にも数えられていて、青紫のその愛らしい花は、昔から日本人に愛されてきました。 その花をかたどった焼き物の…

小布施堂 季節の和菓子 栗あんおはぎ（くりあんおはぎ） 小布施堂 8月2日から29日までの期間限定販売生菓子、栗あんおはぎ。 お盆の時期、お彼岸の時期に合わせて販売される小布施堂の栗あんおはぎ。 他社で販売されるおはぎと違って、栗あんなので、ひと足…

老松 8月の限定生菓子 粟羊羹(あわようかん) 老松 8月の期間限定販売生菓子、粟羊羹。 一昨日に、虎屋の夏菊という和菓子をご紹介しましたが、それと同じ作りで、粟製という記述になりますが、穀物の粟を使うのではなく、新引粉（しんびきこ）、関西ではみじ…

たねや 初秋の上生菓子 花野（はなの） たねや 8月上旬から9月上旬までの期間限定販売上生菓子、花野。 薯蕷の煉り切りでこし餡をくるみ、桔梗の花をかたどっています。 暦の上でも立秋を過ぎ、秋草が咲く花野の風景が懐かしくなる季節です。 たねやの上生菓…

虎屋 季節の生菓子 夏菊(なつぎく) 虎屋 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、夏菊。 初夏に咲き始める菊を意匠にしたもので、秋に咲く大輪の菊の花とは異なり、小ぶりで可憐な花を咲かせるものが多いようです。夏の強い日差しが降り注ぐ中に咲く花を、…

たねや 季節の上生菓子 朝露(あさつゆ) たねや 8月上旬販売の上生菓子、朝露。 薯蕷製のきんとん餡で粒餡を包み込んでいます。 早朝の露が降りた草原の風景を意匠にしている和菓子です。 しっとりとした薯蕷生地とぷりっとした粒餡の食感も楽しめる美味しい…

虎屋 季節の生菓子 黒葡萄(くろぶどう) 虎屋 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、黒葡萄。 この時期に旬を迎えるピオーネなどの黒い果皮のブドウを表現した和菓子で、黒砂糖入りの琥珀羹で、つややかな生地で白餡を中に包んでいます。 黒砂糖入りの琥…

たねや 初秋の上生菓子 夏送る（なつおくる） たねや 8月上旬から9月上旬までの期間限定販売上生菓子、夏送る。 この上生菓子は三越日本橋本店で購入しましたが、たねやの上生菓子を買える場所は少なく、数も少ないので、希少性の高い上生菓子と言えます。 …

老松 季節の和菓子 青瓢（あおふくべ） 老松 8月前半の期間限定販売生菓子、青瓢。 秋に収穫を迎える瓢箪が、未熟でまだ青い状態を青瓢と呼ぶそうです。 瓢箪の印は、豊臣秀吉が千成瓢箪を旗印にしたように、縁起の良いアイテムとされてきました。緑色に着色…

虎屋 季節の生菓子 水仙夕涼み(すいせんゆうすずみ) 虎屋 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、水仙夕涼み。 水仙は、葛を使ったお菓子に付く葛を表す言葉。白と淡い青に染め分けた餡で、何となく涼しげな、昔ながらの川端の夕涼みの風景を抽象的に表現…

銀座あけぼの シャインマスカット大福（しゃいんますかっとだいふく） 銀座あけぼの 夏季限定販売の生菓子、シャインマスカット大福。 当初、銀座本店の限定商品として販売されていたということですが、好評につき、販売店が拡大し、伊勢丹新宿店の販売で買…

鶴屋吉信 季節の生菓子 ほおずき 鶴屋吉信 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、ほおずき。 夏の風物詩ほおずきを、中に白餡を包んだ外郎製生地の鶴屋吉信定番パターンの和菓子で表現しています。 ほおずきは、魔除けや無病息災を願ういい縁起を招くも…

虎屋 季節の生菓子 涼風(すずかぜ) 虎屋 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、涼風。 薄紅色の道明寺製生地で白餡を包みこみ氷餅がまぶしてある和菓子で、朝顔の焼き印が押されています。 早朝の涼しい風を受けて咲く朝顔の花を表しています。 暑い日が…

仙太郎 季節の和菓子 笹の雫（ささのしずく） 仙太郎 6月13日から8月16日までの期間限定販売生菓子、笹の雫。 丹波大納言の小豆を蜜煮したかのこ豆を葛に入れて笹で巻かれています。 葛のほのかな甘さとと小豆のがつんとくる甘さに笹の爽やかな香りが相まっ…

鶴屋吉信 季節の生菓子 乱桔梗(らんぎきょう) 鶴屋吉信 8月1日から31日までの期間限定販売生菓子、乱桔梗。 咲き誇る桔梗の様子を、鶴屋吉信生菓子の定番型、粒餡をきんとん製生地で包んだ和菓子で表現しています。 華やかな色合いで、お土産にも映える和菓…

虎屋 季節の生菓子 夏箕川(なつみがわ) 虎屋 8月1日から15日までの期間限定販売生菓子、夏箕川。 個人的には、この夏箕川という菓銘を初めて聞きました。1773年、江戸時代安永年間から続く意匠で、現在の奈良県の吉野川流域で吉野町菜摘付近の風景をイメージ…