季節の和菓子と旬の料理
虎屋 8月前半の限定生菓子、巻水。
約250年前から続く意匠。
もともとは、池や湖に広がる水紋の模様だそうです。巻水という名前で、着物や工芸品の文様として使われているそうです。私はこの和菓子以外で巻水紋様という作品を見た記憶はありません。
和菓子として、道明寺の生地で小倉餡を巻いてあること自体が珍しく、和菓子の意匠として興味を持ちます。
確かに見た目には涼しげな色合いなので、和菓子好きな方へのお土産としては、その意匠の歴史の長さ、珍しさから喜ばれるものになると思います。道明寺生地のシャリ感と巻かれた餡の食感が、なかなかないものなので珍しくてお薦めです。