季節の和菓子と旬の料理
虎屋 7月後半の限定生菓子、風のやどり。
一見パイナップルの缶詰の輪切りかと思うような形状ですが、解説を聞くとその薀蓄に感銘を受けます。地紙(じがみ)という扇を作る台紙、その台紙をかたどった瀬戸型に、粟羊羹を流し込んで作られているそうです。風を起こす扇の台紙を風の宿るところにみなした菓銘ということです。
粟製の食感もあっさりしていて、個人的には好みです。
暑い夏に涼しい風を起こす願いを込めて、お土産に持参したり、親しい人と食べるのに話のたねになる和菓子だと思います。お薦めします。