季節の和菓子をお土産に。センスのいい和菓子選びで喜ばれるお土産を。

大切な人に喜んでもらう和菓子のお土産選びのヒントにしてください。

季節の和菓子をお土産に。

虎屋 季節の生菓子 蛤形(はまぐりがた)

虎屋 2月16日から3月3日までの期間限定販売生菓子、蛤形。

1856年、江戸時代安政年間から続く意匠。桃の節句にちなんだお菓子と思われます。ひな壇には貝桶が飾れますが、この貝桶は、貝合わせに使う蛤の貝殻を入れておくものだったそうです。貝合わせは平安時代頃から始まった女の子の遊びで、貝殻同志がぴったりと合うのは一対しかないことから、かるたのようにその対になる貝を探すことを楽しんだのだそうです。江戸時代頃には、トランプの神経衰弱のようにひっくり返して、対になるものを探したそうです。貝桶は嫁入り道具にもなっていたそうで、そうした由来からこの蛤形が作られているのだと思われます。蛤の形をしていますが、お菓子としては、虎屋定番の中には白餡が入った薯蕷饅頭です。桃の節句を意識して、貝合わせの蘊蓄などを添えて、女性を対象にしたお土産にすることに適していると思います。