季節の和菓子をお土産に。
虎屋 11月後半の期間限定販売生菓子、紅葉焼。
どこにでもありそうな紅葉の柄の薯蕷饅頭ですが、何と1746年の江戸時代、延享年間から続く意匠といいますから、驚きで、それだけで、土産話のタネになりそうです。さらには、菓銘が中国の詩人、白居易の漢詩「林間に酒をあたためて紅葉を焼(た)く」にちなんだものと聞くと、その昔から、紅葉を見て秋の風情を楽しむ風習があったことも偲ばれて、これも話題のひとつにできるかもしれません。
小倉餡の甘さが引き立つ薯蕷饅頭で、お菓子としては定番の美味しいお饅頭です。
昔の人もこの饅頭を食べながら、紅葉を観たり、その話で盛り上がったかと想像するだけでも楽しくなる、手土産で活躍しそうな和菓子です。