2020-03-17 子育てと東大と和菓子、ときどき介護。 鈴懸 3月の上生菓子 山笑う つくね芋の白いきんとんと、緑の蓬のきんとんの二色の中はつぶ餡。 「山笑う」とは、俳句の春の季語で、草木が萌え始めたのどかで明るい山の様子を形容したものです。 目にも鮮やかな上生菓子ですが、ひとくち口に入れると、きんとんは、爽やかな甘味を残して溶けていきます。きんとんの後には、小豆の存在感が大きいつぶ餡が、こちらも負けじと上品な甘さを味わわせてくれます。 五感で楽しめる美味しい和菓子です。