季節の和菓子をお土産に。
鶴屋吉信 3月16日から31日までの期間限定販売上生菓子、春の水。
桜テーマの和菓子を表現するのに、こうした表し方もあるのかと気付かせてくれる一品です。桜の花や形そのものでなく、川に流れていく花びらを意匠にして、今まさに桜の花が満開な中、風に舞っているところを想像させてくれます。
今年はその桜の樹の下で花見を楽しんで酒宴を催している人の姿も想像できます。
ひとつの幸せな春の風景が切り取られた和菓子だと思います。春のお菓子としてお土産に使えますが、花びらが散って流れていくはかなさもあり、持っていく先の事情を考慮する必要があると思います。(受験がうまくいかなかったお宅にはNGです)
気心の知れた方とのお茶の時間のおともにお持ちになるのがよろしいかと思います。
こなしの餡が口の中でさらりと溶けて、中のつぶ餡はしっかりとした食べ応えがあり、美味しいお菓子に仕上がっています。