子育てと東大と和菓子、ときどき介護。
虎屋3月後半の生菓子。
湿粉製パターンのお菓子。八重霞と言われてもピンと来ない。霞さえもコンクリートに囲まれた都会では、ほとんど見る機会がない。
お菓子の解説にある、幾重にも立ちこめる春の霞の風景を表したもので、緑、紅、黄色の色合いは、春の野花が霞みに煙るさま、を想像力でその情景を思い浮かべるしかない。
子どもを小さい頃、そうした野原や山、海、川などの自然の中に連れ出してあげることの重要性を感じさせられる。
霞と言われて、あの時、田舎の山で見たあれねと言えるようにしてあげたい。