子育てと東大と和菓子、ときどき介護。
和菓子の名前も面白い点がたくさんある。諸説あるものの、同じように餡のなかにお餅が入ったお菓子でも、春は牡丹の花にたとえて牡丹餅と呼び、秋は萩の花にたとえておはぎと呼ぶ。
さらに夏は、夜船、冬は、北窓という別称がある。それぞれに餡のなかの餅はついた餅でないことから、「餅つき知らず」の語呂合わせで、夜船は静かに着岸することから「着き知らず」、冬の北窓からは月が見えないことから「月知らず」の呼び名がある。
こうした名前ひとつをとっても、和菓子は奥深い楽しみ方がたくさんあり、子どもも一緒に家族で楽しめる。