季節の和菓子をお土産に
虎屋 9月後半の限定生菓子、御好利木饅。
意匠は美味しそうな梨そのものですが、菓銘を見ると、いったい何のことだろうと思ってしまいます。梨の発音がなし(無し)で、ネガティブにとらえることがあり、利と木に分けて利木(りぼく)と読ませることで、何となく利益がもたらされるような気持ちになるから、面白いと感じます。
こうしたことが、1780年といいますから、江戸時代からずっと続いているのかと思うと和菓子の縁起や菓銘の妙をとても興味深く、楽しく思います。
梨好きな方、歴史好きな方、シャレが好きな方、いろいろな方に喜んでいただけそうないわれのあるお菓子です。ただの薯蕷饅頭ではなく、餡に黒糖が入っていて味の珍しさもあります。お薦めの和菓子です。