子育てと東大と和菓子、ときどき介護。お正月。
お正月は家でお節料理を作る。そのための家族で役割分担して、その準備をすることも子どもの知育になると思っている。
昔はお正月は、みんなが休んで買い物ができなくなるなるから、日持ちする保存食代わりになるものがお節料理の大切な役割だった。
また迎える新しい年が素敵な年になるように願いを込めて縁起を担いで料理を食べた。黒豆はまめまめしく働くようにとか、語呂合わせもあるが、それを楽しんで幸せを願った。
我が家は、外で買ってくるお節と、家で作るお節の併用型でお正月を迎える。子どもにこうしたいわれや、背景を教えてコミュニケーションすることは有意義だったと思っている。
去年は同居する母が脳の病に倒れ、リハビリテーション病院で新年を迎え、病院食のお節料理を一緒に食べた。今年は車椅子生活ながら、我が家に戻って家庭のお節料理を食べられるようになった。
母に言わせれば、やはり病院とは雲泥の差で、慣れ親しんだお節料理を食べられることの幸せを噛み締めているように見える。